[Intro]
静かな夜に風が揺らす窓のしずく
[Verse 1]
隣の空き家、月に照らされて眠る影
木の床が軋むたび思い出が匂う
昔の暮らしのざわめきが、鍵穴からこぼれてくる
夫婦の笑いの残り香、今は夜風の音に混ざる
[Pre-Chorus]
誰かが鳴らす鐘の音、遠い時間のリズム
影の中にふたりの手を探している
[Chorus]
音だけが抱きしめてくれる、過去の声を
記憶の家の灯りはまだゆらぎ続ける
彼らの温もりが、窓の縁からこぼれてくる
この夜だけ、君の名前を呼ぶように
[Verse 2]
古いピアノがまた一音、鐘のように鳴る
それは隣の庭の角で眠る星の歌声
二人の足音が床板を叩き、涙も凍らずに溶ける
思い出は花びらみたいに床を薄く染める
[Pre-Chorus]
冷えた月が橋を架ける、過去と今の間に
耳元でささやく、「いまも生きている」と
[Chorus]
音だけが抱きしめてくれる、過去の声を
記憶の家の灯りはまだゆらぎ続ける
彼らの温もりが、窓の縁からこぼれてくる
この夜だけ、君の名前を呼ぶように
[Bridge]
もし風が鍵を拾ってくれたなら
扉を開けて、二人の笑顔を呼ぼう
[Chorus]
音だけが抱きしめてくれる、過去の声を
記憶の家の灯りはまだゆらぎ続ける
彼らの温もりが、窓の縁からこぼれてくる
この夜だけ、君の名前を呼ぶように
[Outro]
夜は静かに更けて、音は優しく去る
隣の庭に残る小さな祈りを胸に、眠りにつく