青い空の裏側でエリクシロンは微笑んでいた
誰も知らない優しさで壊れた世界を縫っていた
ねえ、本当にそれでいいの?と誰かが囁いた
鏡の奥が揺れている光が少しずつ消えていく
もう一人の僕が目を開ける
Xyron…闇の名を持つ者
光を捨てて生まれた声
叫びは誰にも届かないそれでも生きてしまう
エリクシロン…どこにいる?と影が笑う
白と黒が溶け合って名前さえも崩れていく
痛みが優しさを食べて僕は僕を失っていく
戻りたい…光へと声が叫ぶ
もう遅い、それはお前だと闇が答える
鼓動が二つに裂けてひとつになれない魂
エリクシロン…Xyron…名前が崩れて海になる
光でも闇でもないただの僕だった
残響だけが歌っている僕のいない世界で
もし終わりがあるならそれは始まりではない
ただ壊れたままの名前が夜に沈んでいく
誰も触れられない場所で僕は僕を見失う
エリクシロン…Xyron…
それでも声は消えない
闇の中で光を探して
光の中で闇に沈む
残響だけが歌っている
僕のいない世界で